ミナ ペルホネン

Mさんの誕生日プレゼントを買いに、代官山のミナ ペルホネンへ。

 

Mさんは大阪に住んでいた頃からの仲なので、とても長いお付き合い。関ジャニ∞の大ファンで、今月東京で行われるライブに行くために東京に来るそう。

その際にお昼を一緒にするので、今月誕生日でもあるのでプレゼントを用意することに。

 

昨年に一度、誘われて一緒に東京ドームまで関ジャニを観に行ったけれど、にわかファンである自分にとっても、とても楽しめるライブでした。

 

しかし一番印象に残っているのは、Mさんが後ろの席の迷惑なお譲さんたちに一喝したこと。

 

歓声を上げて盛り上がっている時ならまだしも、渋谷くんの感動のスピーチでも、その後の静かな曲を熱唱するときでも、周りの観客が静かにしているのにも関わらず「泣いてるの?超うける~」みたいなやり取りをきゃっきゃとしていたので、周りのお客さんもちらちらとそのお譲さんの方を見ていたのに意に介さず。

自分も普段なら苦情を言うのだけれど、なんせジャニーズのライブという、男子には完全にアウェイな場所だったので堪えていました。

しかしMさんは、くるっと振り返って「次の曲では静かにしてくれる?」とびっしっと伝えたのでした。しかも、周りの迷惑を考えて、曲が終わって歓声が上がった瞬間に!

 

さらにライブの最後、上からビニールテープ(関ジャニのサイン入り)が降ってくるのだけれど、Mさんの頭上に振って来たのにも関わらずそのお嬢さんは後ろからそのテープを奪おうとしたらしい。

でもMさんはすかさずテープを手に巻きつけ背を向けて引っ張るという、人が一番力を入れやすい体勢(「必殺仕事人」で京本正樹がやっていた)を取り、見事にテープを奪還していました。

 

「絶対に負けたくなかった」と言う、曲がったことが嫌いなMさんを、あらためて好きになった出来事でした。

 

そのMさんのプレゼントを買いに向かった代官山のミナ ペルホネンは、関ジャニのライブよりもアウェイな感じで、リニューアル前のクウネル女子たちの夢と希望が詰まったようなステキな場所でした。

自分が女子だったらきっと散財しているに違いない、というようなかわいい服が山ほど・・・それに比べてメンズは2着くらいしかなく、そのうち1着は明るい水色のコーデュロイのジャケットとパンツという、着ているとオシャレなのか若干頭がおかしいのか分からない感じになりそうなデザインでした。

 

いろいろ迷いながらも、薄くて上品なハンカチを選んで購入。レジで精算していると、「これどない?似合う?ええわぁ~」という関西弁のおばちゃんの声が。

見てみると、鏡の前でおばちゃんが、友達らしき方々と一緒に楽しそうにコートを試着していました。

赤いタンバリンのハーフコート・・・かわいいけれど、関西弁のおばちゃんが着ているとなんとなく大屋政子を彷彿させます。

「どない?」と聞かれた友達たちの反応が薄いのも、もしかしたらみんな「あんた、大屋政子みたいやで」と言いたいのをぐっとこらえているからかもしれません。

 

人生の後半辺り、年は取ったけれど自由になるお金も増えたので、かわいくて好きなものを買ってしまう・・・彼女は未来の自分なのかも?そんなことを思いながら店を後にしました。

 

そして彼女は結局そのコートを購入したのでしょうか。「ちょっと負けてくれへん?」とか言っていないことを祈ります。