デジャヴ

最近引越しをした、Sくんのお宅へ。

 

Sくんは本、CD、DVD、ビデオゲーム類、そしてイッタラやアラビアといった北欧食器をこよなく愛する男子(同じ年)。

その量は半端なくて、けっして広くない1Kのアパートにそれらをぎゅうぎゅうに詰めて暮らしていた。

はじめて遊びに行った時、ベッド以外の壁三面に積み上げられた本やDVDやCD、天井にはつっぱり棚を渡して積み上げたゲーム類を見て、驚きと共に感じたデジャヴ・・・。

 

あ、ここ、幼女連続殺人事件の宮崎勤の部屋に似てる!

 

あまりにもその表現がすっぽりと当てはまったので、本人に伝えてしまったくらい。

誰かの部屋をこんなひどい表現で伝えるのは、後にも先にも無いと思います。

 

こういう状態の部屋って、地震の時怖いだろうな・・・と思っていたら実際そうだったらしく、本人が在宅中にあの震災が起こり、天井のゲーム類を置いたつっぱり棚が、棚ごと落ちてきてずいぶんと怖かったとのこと(それでもその後やっぱりつっぱり棚を天井に渡し、ゲーム類をがんがん積んでいました)。

 

そのせいもあってか、今回ずいぶんと広いお家に引越したとのことで、遊びに行って来ました。

 

2LDKの広いそこは、壁紙が真っ白で窓も大きく、光がたくさん差すとても素敵なお部屋(以前は窓にCDがうずたかく積み上げられていたために暗く、1階なのに地下のような暗さで・・・)。

キッチンはクローズ型で食器がイッタラのショップのように並び(思わず万引きしそうに・・・)、リビングダイニングには小ぶりのダイニングテーブルと、しっかりとした厚手のラグのみ。思わず置いてしまいそうな、ソファやローテーブルが無い分、開放的で広々としていました。

 

寝室をひとつと、もうひとつ部屋が。そこは今のところ、まだ開いていない荷物が段ボールに詰められて置いてありました。

そこはCDやDVD、本、ビデオゲームを置く場所にするそう。きっとたくさんあるので、壁一面にそれらが保管されている所を想像すると、新たなデジャヴが・・・。

 

あ、ブックオフ

領収書の件

勤めている会社で記者発表会、セミナー、懇親会というのをいっぺんにやるイベントがあり、私がそのイベントのキュレーターを行いました・・・キュレーターという単語、一度使って見たかったんです。

 

東京ビッグサイトやらで行う展示会は何度か行ったことがあるので、ずいぶん慣れたけれど、今回のようなイベント、とくにケータリングを頼んで行う懇親会は初めてだったので非常に骨が折れるも、会社の方々も助けてくれ、ケータリング業者も非常に協力的だったので、なんとか無事終了。

 

ただそのケータリング業者、事前にお願いしていたのにも関わらず領収書を持って来ていなくて、後日送ってもらうことに。

 

すぐに送ります、という言葉を信じて待っていても、なかなか来ず、どうなっているのか電話で確認すると「もうとっくに送りましたよ」という返答が。

 

しかも普通郵便で送ったので、追跡も出来ませんと・・・。

 

収入印紙を貼ったうん十万の領収書(しかも客先に向けて)なんだから、書留とかで送りません?と聞くと「普通の領収書ですよね?」という答えが・・・いやいや、現にいま、普通郵便で送っちゃって届かずに困っているやないの。

 

先日の中華屋でのことでも同じだけれど、これがプライベートでの出来事なら「すぐにもって来させしばくぞコラ」とか絶対に言う。

でも、これはあくまでも会社対会社のやり取りで、会社に属しているのであれば、やっぱり会社の品位を落とすようなことは言えない。

・・・そして感情的にならず、冷静に、大人の対応でクレームをつけることが自分の性格では出来ない。

 

なので、翌日再発行したものを持って来てもらうようお願いする。

 

そして最後に言われたのが「明日、そちらの会社辺りに行くので、その際にお届けします」。

 

・・・ついでか!

お品書きに偽り有り

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会社の食事会で上野の「翠鳳」へ。

 

とんでもなくゴージャスな内装。上野とは思えない異世界。

値段も上野とは思えないゴージャスさで(高い)、それでも比較的おとなしめの8,000円の「北京路」コースを注文。

 

本社から来ているインド人が「北京ダックを食べてみたい」というので(なぜ日本で?)、パンフレットとHPに書かれている「大海老、北京ダック、活け鮑など食材に自信のスタンダードなメニューです」という説明を鵜呑みにしていたら、実は北京ダックは含まれないことが判明。

「北京ダックもご用意出来ますよ、という説明です」という詐欺のような説明をされてびっくり。

 

「誤解を招く書き方ですいません」とチャイナドレスを着たお姉さんに謝られるも、特に誤解はしていないと思うので「店長とお話させてください」とお願いしたけれど店長は来ず(その説明も無し)、「ではこれから北京ダックご用意いたしますので」と言いながら、きっちりと追加料金を請求される。

 

お客もいるし、会社の食事会だからそれで済ませてしまったけれど、もしこれがプライベートでの、自腹での食事会だったら大暴れしていたと思う。ハワイアンズの時よりも、すさまじく。

 

そんな気持ちで食べたからか、料理の味もいまいちだった。牛肉と野菜のいためものは「エバラ焼肉のたれ」のような味だったし、海老と野菜の炒めものは「エバラ焼肉のたれ・塩だれ風味」みたいな味だった。柔らかくて立派な鮑も、山椒がきつすぎてもったいない感じ。

 

でも野菜とピータンのあんかけはものすごくおいしかった。あんにピータンのうまみが溶け込んで、奥深い味。ピータン、苦手なはずなのに。

 

あんまりおいしかったので、遅刻している上司の分までいただいた。ついでに鮑も海老も食べて、来てから上司に「インド人が食べていましたよ」とお伝えしました。

しま食堂のこと

Wくんに誘われて、「しま食堂」へ。

 

代々木公園駅近くの貸しスペースにて、定期的にやっている食のイベント。

おいしいおつまみとお酒を、8人くらい入ればぎゅうぎゅうになってしまうくらいの小さなスペースで、おひとりで切り盛りされている。

 

なのでメニューもそんなに多くない。

 

そんなに多くないので、「全部食べてみたい!食べてしまいたい!」と思ってしまう、大変危険なメニュー。

 

というのも一品一品が、凝った、でも変に力の入っていない、ほっとするようなおいしい料理で、それでもきちんと塩を利かせてお酒に合うように仕上げている、完璧なおつまみだから。

しかもすべてリーズナブル(代々木公園というおしゃれスポットなのに!)。

 

それでもぐっと我慢して、数皿を吟味して注文。やっぱり全ておいしいのだけれど、とくにアボカドとレンコンとセロリの入った春巻きは衝撃的なおいしさで、自分で絶対に真似して作ろう、と思った。

 

外でおいしいものに巡り合うと、食べた後に「どうやったらあんな味に仕上がるんだろう?試しに作ってみようかな?」といろいろ考えてしまう「おまけ」が付くのがうれしい。

そしてこのおまけは、料理を作られる人にだけもらえるものだと思う。そう思うと、料理ってやっぱり本当にすばらしい。

クロックス

あっちゃんはとても足が大きいのに、うちに置いてあるサイズの小さいクロックスを無理矢理履いている。

 

踵なんてはみ出していて、つま先しか入っていないのでは?と思うくらい。

そういえば昔、そんな形のダイエット用サンダルがあったっけ・・・。

 

昔ものすごく流行ってしまった分、いまクロックスを外で履くのはちょっと恥ずかしいので履いてくれるのは構わないのだけれど、あっちゃんが履くとたまにクロックスから音が鳴る時がある。

 

恐らく靴底のアーチから空気が抜ける音なのだけれど、その音が「ブー」というオナラのような音がするので、ちょっと恥ずかしい。

 

でもたぶん、ほんとうにオナラをしているときもあると思う。

 

紛らわしいので、ダイソーに行ってクロックスのぱちもんを買ってあげました。

優しさです。

川遊び

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川へ遊びに行ったら、iPhoneを水没させてしまいました。

 

バーベキューをしに、炎天下の埼玉、嵐山をもう少し先へ進んだところの川へ。

 

場所がうろ覚えなのは、酔っ払っていたから。

 

ビールに始まり、スパークリングワイン、グレープフルーツサワーを散々飲み続け、酔っ払ってぐでんぐでんになったころに、突然iPhoneを水着のポケットに入れたまま川へ飛び込んだ様子・・・あまり記憶はないのだけれど。

 

その後酔いつぶれてダウンしてしまい、連れて行ってくれた友達たちに介抱されつつ帰宅。翌朝気が付けば、iPhoneは電源が入らないし、膝や足の裏には謎のケガが・・・。

 

友達たちは、熱中症になったと思って大変心配してくれたとのことです。たぶん本当に酔っ払っていただけだとは思うけれど、熱中症なら不可抗力な気がして、なんとなく自己嫌悪に陥らなくて済むのでそう思うことにします。

 

教訓として、これからはどんなことがあっても、川にダイブするときは全裸になることにしようと思いました。そうすればiPhoneを失うことはありません・・・通報されるかもしれませんが。

ブックオフへ

増えすぎた本、CD、そしてDVDを処分することに。

本棚やクローゼットに眠るそれらを、いるもの、いらないものに分けていくと、いらないものが大きなトートバッグに4つほどになった。

古着を整理する時もだけれど、いらないものの山の前で「いったいこの小さな部屋の中に、どんだけいらんものを溜めこんでいたんだろう・・・」と驚くやら自分自身に呆れるやら。

 

さっそくあっちゃんに手伝ってもらいながら、ブックオフへ。駅前にあるそこは、家から徒歩4分で行けるので、とても便利(なので頻繁に寄ってマンガやらCDやら買ってしまう)。

 

しかしこの日はかんかん照りのすさまじい夏日。重いトートバッグを両手に持ち、炎天下の中歩くのはとてもつらく、「どうせ二束三文にしかならないんだから、道端に捨てて行こうかな・・・ルンペンがきっとどこかへ運んでくれるはず・・・」と全身汗だらだらになりながら何度も思う。

 

というのも、そのトートバッグに含まれているものは、新しいCDが何枚かは入っているとしても、そのほとんどが古雑誌と古いCD、絶対に売れそうにない「グーグーだって猫である」のDVD、ブックオフで100円で買ったマンガなど、買取不可か良くても10円くらいのもの。

なので、買取価格はいいところ3000円くらいだろうなあ、と思っていたので、まったく期待していなかったのでした。

 

それでもなんとか到着。カウンターに買取審査をお願いし、待ちながら古本を見つつ(ここで気に入ったものを買ってしまいそうになるがぐっと我慢)、審査結果を聞きに行く。

 

買取価格は想像の5倍でした。たまげた。

思わず「ホンマに?」とつぶやいてしまうほど・・・。

 

内訳をみると、CDが意外と高く買い取ってくれていて、新しいコミック本「聖☆おにいさん」とかはわりと高額、そして絶対に売れそうにない「グーグーだって猫である」のDVDは500円で買い取ってくれました。大島弓子は大好きなのに、あんまりにもつまらない映画だったので、もっと安いか買取不可と思っていたのでうれしかったです。

しかし「きっとこれは高いはず」と思って売ったクウネルのリニューアル版は、5円でした。ブックオフもリニューアルに嘆いているのでしょうか。

 

とりあえずそのお金で、あっちゃんとお昼を食べることに。

サイゼリアでやっすいピザやワインで乾杯しながら、あっちゃんに買取価格を言うと「え!そんなに!」と驚愕。

「じゃあもっと高いもの食べに行こうって言えばよかった・・・」と残念そう。「じゃあ」じゃないから。