蕨にて

ジム友であるKさんと蕨にある、おいしいおいしい焼肉屋「牛星」へ。

 

金曜日だから、きっと仕事も早くに終わってゆっくりとお店へ移動、早めに行ってポケモンGOでもやっとこうかしら・・・とぬるい事を考えていたら、トラブルが発生。

その処理に追われてばたばたし、それでも約束の時間には遅れたくないので、急いで退社。

移動しながらメールし、電話もし、ポケモンGOもしつつ、なんとかお店へ。

 

久しぶりの「牛星」は、変わることなく接客が元気で、店内は清潔で明るく、そしてなによりとんでもなく安くてうまかった。

しめにクッパを食べたのだけれど、あまりにも安くて「きっと少ないだろう」と思い込み、確認もせずに注文したら小さい洗面器くらいのが来てしまい、「ふたりで一つ注文すれば・・・」と後悔。

 

腹いっぱいだけれど、その後めげずに焼鳥の「喜よし」へ。

 

ネットにもよく紹介されている、とても有名なお店。話は聞いたことあるけれど、実際に訪れるのは初めてでした。Kさんはよく行っているらしい。

味噌味の焼鳥が人気らしく、レモンサワーと一緒に注文。腹いっぱいでも、何本でも食べられそうなくらいおいしかった。

Kさんに「実はにんにくがたくさん入っているので、翌朝トイレがくさくてびっくりするヨ~」と言われました。いらん情報。

 

その日、蕨駅でKさんと別れた後、せっかくなので西川口までポケモンGOをしながらふらふら歩いて帰った。

夜道をポケモンGOをしながら歩くのはとても楽しい。

とても楽しいけれど、ついついポケモンを探したり、ポケステーションに寄ったりしていると、家の方向からどんどん離れてしまい迷子になりそうになった。

 

そういえば昔、高校生の頃、夜中に自転車で散歩しているうちに迷子になってしまったことがありました。

その時の服装が、短パンに、それを隠すくらい長いダボダボTシャツという、ちょっとヤバい感じの服装だったので、「こんな恰好人に見せられない、夜が明けるまでに帰らないと!」と非常にあせったのを思い出し、ポケモンGOもいい加減にしないと、と思いました。

吉祥寺

吉祥寺の東急の、屋上にあるビアガーデンに行く。

 

ユーグレナ入りのビールや食べ物を提供するビアガーデン。友達に予約していただきました。

自分はそれまでユーグレナという存在を全く知らず、ネットで検索しても「健康にいいミドリムシ」程度の情報しか頭に入って来ず、正直ちょっと、ムシってのがイヤだなあ・・・と思っていた。

実際はユーグレナ自体は(たぶん)味はせず、ユーグレナ入りビールはリキュールが入っているのでちょっと変わった飲み物になっていて、おいしかった。

ユーグレナ入り泡盛も、軽い口当たりで飲みやすい。

 

沖縄をコンセプトにしているのか、フードメニューもタコライスやもずく、ナチョスがあった(ナチョスって沖縄だっけ?)。

 

吉祥寺に来るのは久しぶりだったので、本当はダンディゾンのパンも買って行きたかったのだけれど、この日Bjorkのエキシビジョンに行っていて、そこでビデオをゆっくりと観てしまったがために時間が無くなってしまったのでした。

埼玉から移動するときは、必ず移動時間に余裕を持つのだけれど、都内にいるときには割とこういう失敗が多い。

もしかすると、自分が思っている以上に埼玉を僻地だと思っているのかもしれない。

Bjork Digital

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Bjork Digitalへ。

 

VR(ヴァーチャルリアリティ)の技術使ってBjorkの世界観を体験しましょう、という企画。

 

この技術では、専用のゴーグルを装着すると、360°自分の動きに合わせて視点も移動するので、映像の中にすっぽりと入り込んだ感覚が体験できる。

それをヘッドフォンから聴こえるBjorkの曲と合わさると、なんというか、頭に直接情報が入り込んでくる大変不思議な感覚に陥る。

確かに目と耳を通して情報を得ているはずなのに、それらを介さず頭に直接情報が入り込んでくるような。

 

そして、これはただVRの技術を体験するものではなく、あくまでもBjorkのエキシビジョン。

 

なので、使用される映像も曲も、ただひたすらに現実のものから遺脱していた。

 

最初の曲、「Stonemilker」では、複数のBjorkが自分のまわりをウロウロしながら歌ってくれるというもの。これは初めてVRを体験するのにとてもシンプルで適した映像だし、なにより曲がとても美しい。

 

その次、「Mouth Mantra」ではBjork(だと思う)の口の中に入り込み、その開いた口の向こうには歌うBjorkが見えるというもの。

Mouthだから口の中・・・安直な気もするけれど、もう十分すぎるくらいに不安にさせる内容。

 

最後の「Notget」。これがとにかくすさまじかった。

光り輝くポリゴンのBjorkが少しずつ巨大化しながら進んでくる、という、悪夢のような内容。

そのポリゴンの輝きも、まわりに浮かび上がる星も美しいのだけれど、とにかく意味が分からなくて、そして曲自体もなんだか怖い。

ちょっとネットで有名になった、「Sad Satan」というゲームを思い出してしまって、ひたすらに怖かった。

 

映像技術の先端も、Bjorkの手に掛かると、こんなにもすさまじいものになるなんて!

やっぱり、Bjorkは裏切らない。

 

このエキシビジョンのオープニングパーティでは、Bjork本人がDJを行ったらしいけれど、選曲が民謡や盆踊りだったので、たくさんのオーディエンスが戸惑ったそう。

DJの選曲でもオーディエンスの度肝を抜くなんて、やっぱりBjorkってすごいと思う(オーディエンスにとって嬉しいか嬉しくないかは置いといて)。

おうち焼肉

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あっちゃんとホットプレートを買う買わないでもめている。

 

うちにはホットプレートは無く、カセットコンロもない。

その代わり、卓上IHがあり、鍋をするときはその上にルクルーゼの鍋を置いて、水炊きやすき焼きを楽しむ。

 

もともと鍋も出来る深い形のホットプレートがあったのだけれど、どうしてもルクルーゼで鍋がしたかったので、手放してしまい、そのIHのを買い求めたのでした。ルクルーゼに、とにかくはまっていた頃に。

 

そして昨年、住宅エコポイントの残りを使って南部鉄器のグリルパンを入手。さっそくIHで焼肉をしたところ、煙がすごくて床に油がみっしりとくっついて、驚愕してしまった。ちょうど24時間換気の、風が抜けるところにもう、みっしりと・・・。

 

掃除するのが大変だから、ホットプレートで焼肉をするのは嫌、とあっちゃんに伝えるも「だったら僕が床を拭くから!」と強く訴えられた。

なんでも友達のお宅に呼ばれた時に、小さなホットプレートで焼肉をしたのがたいそう楽しかったらしい。

 

それでも掃除がなあ・・・と思うも、焼肉は食べたいので、じゃあコンロでやりましょうということになった。

 

夏野菜に牛肉、サンチェとキムチ、そしてこんにゃくも用意してもらう(うちの実家では鉄板焼きにこんにゃくはマスト)。

コンロの前に椅子を持って来て、グリルパンを熱し、空いた場所に受け皿やグラスを置いて、どんどん焼いて食べる。

 

この、コンロでの焼肉・・・コンロは火力が強いし、強力に煙と油を吸い取ってくれる換気扇が真上にあるという、焼肉にとっては非常に合理的な場所。

冷蔵庫にも手が届くので、座りながらビールを取り出して飲んだり、非常に楽しい。

 

ただし、非常に、貧乏くさい。おしゃれでもない。ほっこりもしない。

 

・・・やっぱりホットプレート、買おうかな。

房総半島へ旅行(というよりは・・・)

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房総半島へ旅行。

 

大阪から転勤して住み始めた先で通い始めたジム、そこで知り合った友達と共に、総勢4名で。

全員が家族や子供がいるアダルトメンバー、年齢も自分がかなり低いけれど、それでも気兼ねせず楽しく遊んでもらっている。

 

このメンバーでの良いところは、全員が全員たくさん飲んで食べること、ファミリーカーを持っているので車での移動が出来るところ、安くてお得な旅行先を選んでもらえること、道の駅などで買い物が出来るところ。

 

そして、メンバーのFさん(女性)が、毎回なにかしら「どこそこで揉めた話」をしてくれるところ。

 

子育ての難しさや、店先でのトラブル、通っているジムのほかの客とのケンカ等・・・大変気の毒ではあるけれど、大体の話が協調して「分かる、それムカつく!」という話ばかりだし、そして大体がどこか笑ってしまう話なので、毎回楽しみにしている。

 

今回はとある大手フランチャイズ料理店「○○庵」を電話予約したら、電話口で店員にとてもぞんざいな扱いをされたので怒ったら、店員が泣きはじめてしまったという話。

 

その店員、受話器を放り出しているのか、電話は途切れずにわんわんと泣く声が聞こえ続け、そのうち違う店員らしきおばさんの「○○さん~どうしたの?!何が起こったの?!大丈夫なの?!」というひどく驚いた声が聞こえて来たそう。

 

泣きながらもその店員は「お客さんにひどい事言われて・・・」と有る事無い事言いながら泣き続ける声が聞こえ続け、最終的に電話を切られたとのこと(恐らく、通話中とは知らずに、そのおばさんに受話器を置かれたのでしょう)。

 

仕方ないので再度電話をしたらそのおばさんが電話に出たので「あなたさっき、泣き出した方の傍にいた方よね?だったら説明しなくても分かると思うんですけど・・・お宅のお店、どうなってるんですか??」と怒って店長と話して、ちゃんと予約出来ました、という話。

 

自分もいろいろお店の対応と揉めたりしたことはあるけれど(近いところでハワイアンリゾート)、ここまでのとんでもない話は無いので、非常に気の毒ではあるけれど、泣き声とテンパったおばさんの声を聞かされながら放置されるFさんを想像して、大爆笑してしまった。

 

肝心のホテルは曇ってはいたけれどオーシャンビューで、それを眺めながらの温泉は最高に気持ちが良かったし、途中で寄った海鮮料理や、めずらしい千葉ラーメン、道の駅での買い物など、とても楽しかった。

 

でも最終的にはFさんの話が、一番印象的でした。

さかいゆうのライブ

さかいゆうのライブへ。

 

新しいアルバム中心のセットリストで、「今回のアルバムは、ライブの為に作られたのかも?」と思わせるくらい、全ての曲がライブになると本来の良さがさらに伸びて、ものすごく恰好が良かった。

もちろん爆音で激しいのだけれど、それでも会場全体を包む優しい感じは、さかいゆう本人とそのファンたちによるものなんだろうなあ、と思う。

ライブはもちろん演奏を聴きに行くものなのだけれど、その空間をまるごと楽しめるところが、すばらしいのだと思う。

 

その空間に身を委ねていると、「この世にはつらいことなんて、実はまったく無いのでは?」と思ってしまう。

この日、朝からスパークリングワインを開け、赤羽の「いこい」でまた飲み、このライブの後はあっちゃんの家に行ってまた飲むだろう。

そんな幸せがこのまま一生続いていくのかもしれない。そんな錯覚に陥ってしまうような、そんな素敵なライブだった。

もちろんそんなことはありえないし、これからもつらいことなんて何度もあるだろうけれど、自分はそんな「錯覚」のおかげで生きながらえているのでは、とも思いました。

 

そんな、さかいゆうのライブでした。

銭湯へ

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出張のついでに実家に寄る。

 

実家に泊まる際は、銭湯に行くことにしている。

自転車で5分くらいのそこは、少し古いけれど、サウナもスチームバスもあるし、ちいさな露天風呂まである。

近所だし大阪の片田舎なので、ヘンな短パンに古着のTシャツで行ってしまえるのも、うれしい。

 

この日も母親に出してもらった、義父の古いサンダルを借りて、スーパーの袋にタオルと石鹸を入れて自転車で出かけた。

もう少しで着くという頃、急に右足に違和感を感じて、何かと思って足を見たら、サンダルの前半分が取れて無くなっていた。

たまげてしまって思わず自転車を止め、来た道を後ろを振り返ると、取れて無くなったサンダルの前半分がぽつんと落ちていた。

サンダルのウレタン部分が傷んでいたのでしょう・・・茫然としてしまって、「ハイヒールのかかとが折れてしまった女性の気持ちってこんなのかしら」、と思いながらとりあえずそのままで銭湯に到着。

 

ヘンな短パンにヨレヨレのTシャツ、使い回しのスーパーの袋を下げて、前半分の無いサンダルを履いて歩く・・・こういうおじさん、公園とか川沿いの高架下とかで良く見るっけ・・・自分がそんな姿で育った町を歩くなんて、人生何があるか分かりません。

 

帰って母親に話すと「ほんだらサンダル、ほかしてきたん?」と聞かれた。いや、さすがに裸足では歩かないから。