しま食堂のこと
Wくんに誘われて、「しま食堂」へ。
代々木公園駅近くの貸しスペースにて、定期的にやっている食のイベント。
おいしいおつまみとお酒を、8人くらい入ればぎゅうぎゅうになってしまうくらいの小さなスペースで、おひとりで切り盛りされている。
なのでメニューもそんなに多くない。
そんなに多くないので、「全部食べてみたい!食べてしまいたい!」と思ってしまう、大変危険なメニュー。
というのも一品一品が、凝った、でも変に力の入っていない、ほっとするようなおいしい料理で、それでもきちんと塩を利かせてお酒に合うように仕上げている、完璧なおつまみだから。
しかもすべてリーズナブル(代々木公園というおしゃれスポットなのに!)。
それでもぐっと我慢して、数皿を吟味して注文。やっぱり全ておいしいのだけれど、とくにアボカドとレンコンとセロリの入った春巻きは衝撃的なおいしさで、自分で絶対に真似して作ろう、と思った。
外でおいしいものに巡り合うと、食べた後に「どうやったらあんな味に仕上がるんだろう?試しに作ってみようかな?」といろいろ考えてしまう「おまけ」が付くのがうれしい。
そしてこのおまけは、料理を作られる人にだけもらえるものだと思う。そう思うと、料理ってやっぱり本当にすばらしい。
クロックス
あっちゃんはとても足が大きいのに、うちに置いてあるサイズの小さいクロックスを無理矢理履いている。
踵なんてはみ出していて、つま先しか入っていないのでは?と思うくらい。
そういえば昔、そんな形のダイエット用サンダルがあったっけ・・・。
昔ものすごく流行ってしまった分、いまクロックスを外で履くのはちょっと恥ずかしいので履いてくれるのは構わないのだけれど、あっちゃんが履くとたまにクロックスから音が鳴る時がある。
恐らく靴底のアーチから空気が抜ける音なのだけれど、その音が「ブー」というオナラのような音がするので、ちょっと恥ずかしい。
でもたぶん、ほんとうにオナラをしているときもあると思う。
紛らわしいので、ダイソーに行ってクロックスのぱちもんを買ってあげました。
優しさです。
川遊び
川へ遊びに行ったら、iPhoneを水没させてしまいました。
バーベキューをしに、炎天下の埼玉、嵐山をもう少し先へ進んだところの川へ。
場所がうろ覚えなのは、酔っ払っていたから。
ビールに始まり、スパークリングワイン、グレープフルーツサワーを散々飲み続け、酔っ払ってぐでんぐでんになったころに、突然iPhoneを水着のポケットに入れたまま川へ飛び込んだ様子・・・あまり記憶はないのだけれど。
その後酔いつぶれてダウンしてしまい、連れて行ってくれた友達たちに介抱されつつ帰宅。翌朝気が付けば、iPhoneは電源が入らないし、膝や足の裏には謎のケガが・・・。
友達たちは、熱中症になったと思って大変心配してくれたとのことです。たぶん本当に酔っ払っていただけだとは思うけれど、熱中症なら不可抗力な気がして、なんとなく自己嫌悪に陥らなくて済むのでそう思うことにします。
教訓として、これからはどんなことがあっても、川にダイブするときは全裸になることにしようと思いました。そうすればiPhoneを失うことはありません・・・通報されるかもしれませんが。
ブックオフへ
増えすぎた本、CD、そしてDVDを処分することに。
本棚やクローゼットに眠るそれらを、いるもの、いらないものに分けていくと、いらないものが大きなトートバッグに4つほどになった。
古着を整理する時もだけれど、いらないものの山の前で「いったいこの小さな部屋の中に、どんだけいらんものを溜めこんでいたんだろう・・・」と驚くやら自分自身に呆れるやら。
さっそくあっちゃんに手伝ってもらいながら、ブックオフへ。駅前にあるそこは、家から徒歩4分で行けるので、とても便利(なので頻繁に寄ってマンガやらCDやら買ってしまう)。
しかしこの日はかんかん照りのすさまじい夏日。重いトートバッグを両手に持ち、炎天下の中歩くのはとてもつらく、「どうせ二束三文にしかならないんだから、道端に捨てて行こうかな・・・ルンペンがきっとどこかへ運んでくれるはず・・・」と全身汗だらだらになりながら何度も思う。
というのも、そのトートバッグに含まれているものは、新しいCDが何枚かは入っているとしても、そのほとんどが古雑誌と古いCD、絶対に売れそうにない「グーグーだって猫である」のDVD、ブックオフで100円で買ったマンガなど、買取不可か良くても10円くらいのもの。
なので、買取価格はいいところ3000円くらいだろうなあ、と思っていたので、まったく期待していなかったのでした。
それでもなんとか到着。カウンターに買取審査をお願いし、待ちながら古本を見つつ(ここで気に入ったものを買ってしまいそうになるがぐっと我慢)、審査結果を聞きに行く。
買取価格は想像の5倍でした。たまげた。
思わず「ホンマに?」とつぶやいてしまうほど・・・。
内訳をみると、CDが意外と高く買い取ってくれていて、新しいコミック本「聖☆おにいさん」とかはわりと高額、そして絶対に売れそうにない「グーグーだって猫である」のDVDは500円で買い取ってくれました。大島弓子は大好きなのに、あんまりにもつまらない映画だったので、もっと安いか買取不可と思っていたのでうれしかったです。
しかし「きっとこれは高いはず」と思って売ったクウネルのリニューアル版は、5円でした。ブックオフもリニューアルに嘆いているのでしょうか。
とりあえずそのお金で、あっちゃんとお昼を食べることに。
サイゼリアでやっすいピザやワインで乾杯しながら、あっちゃんに買取価格を言うと「え!そんなに!」と驚愕。
「じゃあもっと高いもの食べに行こうって言えばよかった・・・」と残念そう。「じゃあ」じゃないから。
蕨にて
ジム友であるKさんと蕨にある、おいしいおいしい焼肉屋「牛星」へ。
金曜日だから、きっと仕事も早くに終わってゆっくりとお店へ移動、早めに行ってポケモンGOでもやっとこうかしら・・・とぬるい事を考えていたら、トラブルが発生。
その処理に追われてばたばたし、それでも約束の時間には遅れたくないので、急いで退社。
移動しながらメールし、電話もし、ポケモンGOもしつつ、なんとかお店へ。
久しぶりの「牛星」は、変わることなく接客が元気で、店内は清潔で明るく、そしてなによりとんでもなく安くてうまかった。
しめにクッパを食べたのだけれど、あまりにも安くて「きっと少ないだろう」と思い込み、確認もせずに注文したら小さい洗面器くらいのが来てしまい、「ふたりで一つ注文すれば・・・」と後悔。
腹いっぱいだけれど、その後めげずに焼鳥の「喜よし」へ。
ネットにもよく紹介されている、とても有名なお店。話は聞いたことあるけれど、実際に訪れるのは初めてでした。Kさんはよく行っているらしい。
味噌味の焼鳥が人気らしく、レモンサワーと一緒に注文。腹いっぱいでも、何本でも食べられそうなくらいおいしかった。
Kさんに「実はにんにくがたくさん入っているので、翌朝トイレがくさくてびっくりするヨ~」と言われました。いらん情報。
その日、蕨駅でKさんと別れた後、せっかくなので西川口までポケモンGOをしながらふらふら歩いて帰った。
夜道をポケモンGOをしながら歩くのはとても楽しい。
とても楽しいけれど、ついついポケモンを探したり、ポケステーションに寄ったりしていると、家の方向からどんどん離れてしまい迷子になりそうになった。
そういえば昔、高校生の頃、夜中に自転車で散歩しているうちに迷子になってしまったことがありました。
その時の服装が、短パンに、それを隠すくらい長いダボダボTシャツという、ちょっとヤバい感じの服装だったので、「こんな恰好人に見せられない、夜が明けるまでに帰らないと!」と非常にあせったのを思い出し、ポケモンGOもいい加減にしないと、と思いました。
吉祥寺
吉祥寺の東急の、屋上にあるビアガーデンに行く。
ユーグレナ入りのビールや食べ物を提供するビアガーデン。友達に予約していただきました。
自分はそれまでユーグレナという存在を全く知らず、ネットで検索しても「健康にいいミドリムシ」程度の情報しか頭に入って来ず、正直ちょっと、ムシってのがイヤだなあ・・・と思っていた。
実際はユーグレナ自体は(たぶん)味はせず、ユーグレナ入りビールはリキュールが入っているのでちょっと変わった飲み物になっていて、おいしかった。
沖縄をコンセプトにしているのか、フードメニューもタコライスやもずく、ナチョスがあった(ナチョスって沖縄だっけ?)。
吉祥寺に来るのは久しぶりだったので、本当はダンディゾンのパンも買って行きたかったのだけれど、この日Bjorkのエキシビジョンに行っていて、そこでビデオをゆっくりと観てしまったがために時間が無くなってしまったのでした。
埼玉から移動するときは、必ず移動時間に余裕を持つのだけれど、都内にいるときには割とこういう失敗が多い。
もしかすると、自分が思っている以上に埼玉を僻地だと思っているのかもしれない。
Bjork Digital
Bjork Digitalへ。
VR(ヴァーチャルリアリティ)の技術使ってBjorkの世界観を体験しましょう、という企画。
この技術では、専用のゴーグルを装着すると、360°自分の動きに合わせて視点も移動するので、映像の中にすっぽりと入り込んだ感覚が体験できる。
それをヘッドフォンから聴こえるBjorkの曲と合わさると、なんというか、頭に直接情報が入り込んでくる大変不思議な感覚に陥る。
確かに目と耳を通して情報を得ているはずなのに、それらを介さず頭に直接情報が入り込んでくるような。
そして、これはただVRの技術を体験するものではなく、あくまでもBjorkのエキシビジョン。
なので、使用される映像も曲も、ただひたすらに現実のものから遺脱していた。
最初の曲、「Stonemilker」では、複数のBjorkが自分のまわりをウロウロしながら歌ってくれるというもの。これは初めてVRを体験するのにとてもシンプルで適した映像だし、なにより曲がとても美しい。
その次、「Mouth Mantra」ではBjork(だと思う)の口の中に入り込み、その開いた口の向こうには歌うBjorkが見えるというもの。
Mouthだから口の中・・・安直な気もするけれど、もう十分すぎるくらいに不安にさせる内容。
最後の「Notget」。これがとにかくすさまじかった。
光り輝くポリゴンのBjorkが少しずつ巨大化しながら進んでくる、という、悪夢のような内容。
そのポリゴンの輝きも、まわりに浮かび上がる星も美しいのだけれど、とにかく意味が分からなくて、そして曲自体もなんだか怖い。
ちょっとネットで有名になった、「Sad Satan」というゲームを思い出してしまって、ひたすらに怖かった。
映像技術の先端も、Bjorkの手に掛かると、こんなにもすさまじいものになるなんて!
やっぱり、Bjorkは裏切らない。
このエキシビジョンのオープニングパーティでは、Bjork本人がDJを行ったらしいけれど、選曲が民謡や盆踊りだったので、たくさんのオーディエンスが戸惑ったそう。
DJの選曲でもオーディエンスの度肝を抜くなんて、やっぱりBjorkってすごいと思う(オーディエンスにとって嬉しいか嬉しくないかは置いといて)。