湯西川温泉へ
湯西川温泉へ。ジム友に連れられて。
泊まったのは、「ホテル湯西川」。もともとわりと高級な「伴久ホテル」を伊藤園グループが買い取ったらしく、その分施設は立派だけれど、とてもリーズナブル。
ただジム友が送ってきたメールには「本家伴久」という全く別の立派過ぎるお宿がURL付きで届いていたので、到着した時には「違う!ここじゃない!」と少しがっかりしてしまいましたが・・・。
到着して、まずはお風呂。始まったばかりの紅葉を眺めながらの露天風呂も良かったけれど、内風呂の方が温泉のお湯が濃い気がして、肌がつるつるになりました。
でも表面に浮かぶ大量の垢が見えてしまうのは、レーシックをした者のさだめでしょうか・・・。
夕食前に、カラオケへ。
古いカラオケルームなので、音は外にだだ漏れ。でも狭いので音が反響するのか、スピーカーからの己の声がマイクに届き、ハウリングしてしまうので、今までで一番歌うのが難しかったです。
そしてふつうに話す声もマイクに拾われてしまうので、Sさん(巨乳)の「私、浴衣のしたはブラジャーのみよーん」という告白もたぶん外に聞こえていました。
夕食は、伊藤園グループおなじみのビュッフェ。
一度このホテルに訪れたことのあるKさんの指導のもと、それぞれが分担して、無くなりそうな料理を先に集めてくることに。
でもチームワークが無いのか、やる気が有り余っているのか、テーブルには握り寿司と茶碗蒸し、釜飯が大量に並んでしまい、それだけで腹いっぱいで他の料理が食べられない状態に。
そしてビュッフェの食事をするといつも感じる、この食後の不満足感。満ち足りないのは、きっと大量のそんなにおいしくない料理を、統一感無く多品目に食べてしまうからでしょう。
ビュッフェは食後よりも、むしろ食前の高揚感の為にだけあるのかもしれません。
翌日は早起きし、空気の冷たい中露天風呂へ。朝食を済ませ、早めにチェックアウト。
あとは帰りがてら、買い物へ。
まず「きのこの杜」で大根とカナダ産の安いマツタケを買う。
首輪を着けた黒い猫がいたので、撫でさせてもらう。去ろうとすると老女に「あら、かわいい猫ちゃんね、飼われてるのかしら?」と話かけられるが、飼われているかどうかは知らないので無視し、代わりに「撫でても逃げませんよ」と教えてあげました。
でも実際に老女が撫でようとすると、その猫はだーっとものすごい勢いで逃げてしまい、ちょっと気まずい雰囲気に・・・。
Mさんがどうしても「日光せんべい」に寄りたいというので、行く。Mさん、大きいゴミ袋くらいの量のせんべいを買っていました。
上澤梅太郎商店にも寄り、大好きな紫蘇の実のたまり漬けを購入。これが本当においしくて、ご飯に混ぜると途端に幸せになれる。
ここの若社長とはレモンサワーのススメでお知り合いになり、その日もガラス越しに見える事務所でお仕事をされていました。
声を掛けようか迷ったのだけれど、仕事中にご迷惑かもと思い、そして何よりそんなに親しくないので「どなたですか?」とか言われるのを恐れてやめました。
渡邊佐平酒造店にも寄り、ひやおろしを購入。その向いには大きな道の駅が出来ていたので(半年くらい前に行ったときは何にも無かったのに)、そこで新鮮なわさび菜を購入。レジに「1時より卵つかみ取り開催!」と言う、誰が聞いても「そんな無茶な・・・」という告知が書いてありました。実際はピンポン玉を掴んで、掴めた数の卵と交換してくれるらしいです。
お昼は「日光珈琲」へ。
古民家を改装したオシャレな店内、でも食べ物は本気でおいしい。
この日は店員さん全員が耳が遠かったようで、呼んでもなかなか来てくれなかったのだけれど、それでもジム友たちは「おいしいし、おしゃれ!」と絶賛していました。
でも会話は相変わらず「あの店員は胸が大きいけれど、Sさんの方がやっぱり大きい」とか「○○ジムに行ったらメンバーとケンカになった」とか下世話な内容でした。
最後にまさし餃子へ。ここの餃子、冷凍のを買って来て家で焼いたのだけれど、ものすごくおいしい。何がおいしいか良くわからないけれど、なんというか「自分の理想とする普遍的な中華屋の餃子」でした。4人前を買ったけれど、もっと買ってくればよかったです。
毎回楽しいジム友との旅。
今回の旅で、一番印象に残ったのは・・・朝食時にものすごいイケメンを見かけたので思わず「神様、何でもするのでこの人とお風呂で遭遇しますように」とお願いしたら、ひとりっきりの露天風呂に本当にその人が入って来た事。
嬉しさよりも「神様に何でもするって言っちゃった!どうしよう!」という焦りの方が強かったです。
やったつもり
夏に川へバーベキューに行き、熱中症で倒れたことがありました(単に酔っ払ったという噂も・・・)。
その際にお世話になった方々にお礼をしたく、自宅にお招きしました。
今回はタイ風鶏鍋と、牛肉とにんにくの芽の混ぜご飯を作る。
タイ風鶏鍋は、たくさんの骨付き鶏肉を長い時間ルクルーゼで煮込んで、そのスープで野菜やきのこと一緒に食べる。
ニョクマムを入れたり、レモンの輪切りを入れたりアレンジはしているけれど、元は映画「プール」で出てきた「市尾鍋」というもの。
レシピは飯島奈美さんが作られたそうです。やっぱり大きい女の人の料理っておいしい・・・。
混ぜご飯は、牛肉とにんにくの芽を甘辛い調味料で炒めて、炊き立てのご飯に混ぜ込むのみ。
男子比率の多い食事会には、ごはんものを出すと喜ばれるので(そして作るのが楽なので)、こういうメニューにしています。
この日来た頂いた方のひとりはインテリアに凝っていて、ブログもつけているそう。
拝見させていただいたら、写真からも伝わる清潔感のあるお宅。
その方は「掃除が趣味」らしくて、毎日拭き掃除やら、定期的に大掃除、断捨離をしているらしい。
自分は掃除が嫌いなので、すると言えば掃除機をかけるくらい。拭き掃除なんてほとんどやらない。
トイレ掃除なんて一週間に一度するくらいだし、お風呂掃除だって気が向いたらやるくらい。カビがあればカビキラーを吹き付けるか、見なかったことにしてしまう。
なのでそういうブログを会社で見てしまうと、「ああ、自分もちゃんとしよう・・・帰ったらきっとやろう」と思うのだけれど、大体帰ったらやらない。
たぶん、ブログの中で掃除や断捨離をしているのを見て、まるで自分自身もそれをしたように錯覚してスッキリしてしてしまうからだと思う。
こうしている今も、先週断捨離をしようと思い、買取サイトに申し込んで段ボールを送ってもらったのにまだ送っておらず、「お荷物がまだ届かないのですが・・・」という催促のメールが。
自分の中の断捨離は、買取サイトに連絡した時点で完結しているようです。
久我山へ
Oくんの誕生日パーティへ。
久我山にある彼の自宅で、Oくんの友達、Oくんと同居しているパートナーの友達も招いて、Oくんが作ったカレーをごちそうになりながらの、楽しいホームパーティでした。
去年の彼の誕生日は、渋谷にあるクラブを貸切り盛大に行われました。
渋谷のクラブを貸し切って・・・と聞くとどうしても日に焼けた生産性の悪そうな若者が踊りながらハッパ吸ってそうな感じなのだけれど、Oくんの場合は80年代アイドル縛りのDJや、プロジェクターで映るダンスのゲーム(名前忘れた)をみんなで踊る、とかいう内容で、非常に暖かい感じ。
そしてそれらのパーティは、Oくんが自ら取り仕切っている。
誰かにお祝いしてもらうのではなく、自ら計画して友達を呼んで「一緒に楽しんでもらいましょう」というコンセプトらしい。ステキです。
自分もそうしたいけれど、そんなにたくさん友達がいるわけでもなく、もし来ない友達がいたら逆恨みしてツイッターで攻撃しそうなので出来ません。
その後、同じく久我山に住むあっちゃんの友達夫婦のご自宅に遊びに。
手作りの餃子をいただきながら、UNOで盛り上がったりして楽しかったです。
旦那さんは「じゃりん子チエ」がとても好きらしかったので、「アニメ映画の監督はジブリの方なんですよね、宮崎勤でしたっけ?」と言うと「それ駿・・・でも監督は高畑勲の方です」と言われました。知ったかぶりもいい加減にしないとダメですね。
Wくん食堂
料理好きな友人のWくん、ツイッターで載せる手作り料理があんまりにもおいしそうなので、うちで作ってもらうことに。
具体的には決めていなくても、何かしら料理に携わる仕事がしたいと思っているWくん。じゃあどうせならその筋の方々に集まっていただき、お披露目会にしましょうということになり、あっちゃんが料理研究家や料理雑誌の編集長をお招きした。
Wくんには「かなりおいしいってハードル上げといたから。がんばってね・・・」といぢわるなメールを送っておいて。
それが効いたのかは不明だけれど、Wくんが用意した料理は全ておいしかった。
帆立とミル貝のマリネ、いちじくと茄子の胡麻ソース、マッシュルームといんげんのヨーグルトソース、豚肉とカリフラワーの蒸し煮、きのこペースト。
きのこペーストはまずサワークリームと一緒にバケットでいただき、残ったペーストはフリッジと絡めていただく。
それらを2時間くらいで、しかもひとんちの台所で作ってしまうなんて、すごいなあとただただ感心。
自分は料理は好きだけれど、とんでもなく手際が悪くて少ない品数の料理を長い時間かけてノロノロ作ってしまう。
しかも最近は料理をさぼっている為、先日バケットを切ったら指まで切ってしまい、さらにお酒をたくさん飲んでいたので血がぴゅーっと出てきてちょっとパニックに・・・。
料理の手際うんぬんより、まず酔っ払いながら刃物を持つところから改善するべきでしょうか。
クリスマスの思い出
クリスマスツリーが好きなので、毎年10月にはツリーを飾っている。
ただ今年はあっちゃんに「早すぎるからやめて」と言われたので、断念していますが・・・共同生活って妥協も必要ですね。
でも確かに、自分の友達ならともかく、あっちゃんの仕事関係者が来て10月に飾られたツリーを見たら「ちょっと頭のおかしい方なのかも」と思うかもしれません。
クリスマスには特別な思い出があります。
小学一年生の頃、地域の子供会でクリスマスイベントを行うことになり、プレゼントを持参することになりました。
それが「お金を使わない手作りのもの」という縛りだったので、当時工作が好きだった自分はミニチュアを作ることに。
かまぼこ板を水色にペイント、その脇に砂絵で使う緑色の砂を接着剤で付け、川辺を作る。
その川に切り取った割り箸と、爪楊枝と三角に切り取った白い布で作った帆を張り付け、いかだを作る。
小さないかだが川をゆっくりと渡るイメージ・・・時間があれば、帆に刺繍するのもいいな。
そんな風に思っていたのだけれど、当時自分は工作は好きではあったけれど、決して技量がある訳ではなく、さらにイベント一時間前から作業を始めるというとんでもない計画性の無さの為、まったく違ったものが出来上がりました。
まずかまぼこ板をインクペンで水色に適当に塗るけれど、緑色の砂が手に入らなかったので省く。
割り箸を切るのも意外と難しく、仕方なしに長さがばらばらの端材を張り付ける。
その上に爪楊枝を立てようとするも・・・どうすればいいのか分からず、諦めることに(これは成人になった今でも、どうすればいいのか不明)。
結局時間も無くなり、仕方なくそれを紙袋に入れてラッピングし、イベントに向かいました(そういえば袋に入れる際に、割り箸が何本か取れてしまったような)。
イベントではプレゼントは先に集められ、終了間際にランダムに手渡されることに。
会場では「わー!」「すごーい!」と言った歓声が響き、クリスマスらしい、とても賑やかな雰囲気に。
そしてそんな喜びの声の中、遠くから「何、これー!?」という悲痛な叫び声が聞こえてきました。
・・・ああ、きっと自分が作ったものを受取ってしまったに違いない。
すぐにそう悟り、「水色に塗られ、割り箸が張り付いたかまぼこ板」というシュールなものを受取った子供を思いました。
クリスマスプレゼントにかまぼこ板を受取る・・・そんな酷い仕打ちを受けたあの子供は、いまどうなっているのでしょうか?
幼少でこの世の不公平と不条理を同時に知ることになるなんて・・・元気でいてくれればと願うばかりです。
そんな自分があの時受け取ったプレゼントは、サンリオのかわいいトランプでした。
まさに海老で鯛を釣る・・・他人より得をすることに大きな喜びを覚えるようになったのは、あの瞬間からかもしれません。
旅行の事前打合せ
ジム友達と湯西川温泉へ旅行に行くので、その前に集まって事前打合せをしましょう、と蕨の「まる好」に集まる。
「まる好」はおいしい魚をリーズナブルに味わえる、すばらしいお店。この日も刺身を予約しておき(予約しておくと、なぜか安くてすごい量で刺身が食べられる)、巨大エビフライなんかも注文し、たくさん食べて飲んだ。
温泉の事前打合せの前に、Fさんの最近遭遇したお店でのトラブルを聞く。
銀座のサルヴァトーレに息子さんと行ったときのこと。
ビュッフェの行われる土曜日のお昼、込み合う店内で小さな子供が走り回っていたそう。
お皿を持って料理を取る中、危ないな~親は何をしているんだろうと思って辺りを見てみると、親らしい若い女性が「待て~」と楽しそうに追いかけていたそうだ。
銀座のレストランで、若い親子が鬼ごっこをしている・・・?
埼玉在住のマナーに厳しいFさんにとっては、カジュアルであっても銀座のレストランで店内を走り回るなんて、境内でポケモンGOをするくらい非常識なものに感じたのかもしれません。
それでも席に戻り、いざ自分の食事をしようとしたとき、その子供がFさんのテーブルを横切ろうとし、体勢を崩してあらぬことかFさんの料理の上に手を付いてしまったらしい。
驚愕して親のほうを見るFさん、もっと驚いたことにその親はちょっと困った顔をして、首をすくめたらしい。
いわゆる、「テヘッ」っていうやつ。
謝りもせずに明らかに年下の女に「テヘッ」とされたFさん。もう我慢できんと思い立ち上がると、息子さんに「やめて!」と制止されたそう。
一度怒ると相手が泣いてしまうほど叱責するFさん(実際にゆず庵でそんなことが・・・)、息子さんもその辺りを危惧していたのでしょう。
結局何も言わず、子供に手を付かれた料理は片づけてもらい、新たに料理を取りに行ったとのこと。
まあ大人の対応といえばそうなんだろうけれど・・・でもきっと、「テヘッ」としながらペロリと舌なんて出されたら、ぶん殴っていたと思う。
たくさん飲んでそろそろ帰る頃、そういえば肝心の旅行の事前打合せを忘れていたことに気が付くけれど、「じゃあ9時に待ち合わせということで」と、それ自体は5秒で終わりました。
Kinky Boots
キンキーブーツを観に行く。
原作の映画も面白かったし、作曲は大好きなシンディローパーだし、観に行きたいな・・・でもチケットは既に販売されていて、もう良い席は残っていなさそう・・・と諦めていたら、あっちゃんのお友達であるAさんが譲ってくれました。
Aさんはミュージカルが大好きで、以前にもAさん宅でお酒を飲みながら、劇団四季やら宝塚の話で盛り上がっていました。
その日もウィスキーをお土産にうちに遊びに来てくれて、ワインやら日本酒をたくさん飲みながら盛り上がっていると、キンキーブーツの話題に。
なんでキンキーブーツの話になったのかは酔っ払っていたので覚えていないけれど、たぶん自分が「観に行きたいなー」とか言ったら、Aさんが予約していた2枚のチケットのうちの1枚を譲ってくれたのだと思う。
私には千秋楽分があるから・・・と気前よく譲ってくれたけれど、そのチケットだって2階席の最前列センター、土曜日というかなりの良いチケット。予約も大変だったと思います。
そんな良いチケットを譲っていただけるなんて、本当にありがたいです・・・Aさんも結構飲んでいたので、酔いが覚めてから後悔していなかったか少し心配ですが。
良い席で観られたこともあり、キンキーブーツはとても楽しいミュージカルでした。
みんな歌もダンスもすばらしい(メインより、アンサンブルの方がうまかったかも?)。
でもなぜか、ローラの子役がびっくりするくらいへたくそでした・・・もっとましな子はいなかったんだろうか。
しかし帰り、ヒカリエから渋谷駅へ向かう連絡通路を歩いていると、その子役が別の子役と仲好さそうに歩いていて、とてもかわいかったです。
まだ小さいのに、アメリカから遠く離れた日本に来て舞台に立つなんて、彼らの思い出にはどんな風に残るんでしょうか?
「You Suck!」とか言わなくて本当に良かったです。