足立区の花火大会へ
足立区の花火大会に行って来ました。
ものすごい暑さの中、友達と北千住駅で待ち合わせ。
駅には同じく花火大会に行くであろう、浴衣を着たカップルやレジャーシートを持った家族連れでごった返していました。
そんな中でもがんがん自転車で突っ走る方もいて、警察官が注意していました。
その警官・・・よく見るとものすごくカッコよくて、例えるなら水前寺清子が出ていた昔のテレビドラマ「ありがとう(看護婦編)」に出ていた頃の宗方勝巳のようなイケメン(分かりにくくてすいません)。あまりにもカッコよかったので、友達が来た際に「ものすごくカッコいい警官が立っているから、一緒に見に行こう」と誘ったくらいでした。
しかし実際見に行くとそこにはもうカッコいい警官はおらず、代わりにブサイクな警官が立っていました・・・暑さで魔法が解けてしまったのでしょうか。
今回花火大会に行くにあたり、事前に人が少ないスポットをあらかじめ地元に住む会社の方に聞いておいたので、バスに乗り目的地へ。
打ち上げ場所の河原から真横に位置するそこは、確かにまだ場所を確保する余裕があり、なかなかの穴場のようでした。
ゆっくりと日が沈み、いよいよ花火大会のはじまり。アナウンスの説明によると、今回は年代ごとのヒット曲に合わせた花火の演出を行うそう。
ちびっこたちのカウントダウンが始まり、70年代のヒット曲が流れます。
ピンクレディの「UFO」でした。
・・・まあ70年代の有名な曲に間違いはないのですが、ちょっと花火とは合わない感じでした。
それでも曲の抑揚に合わせた花火の勢いは、花火職人の技術力を見た気がします。サビのところや曲の最後、「宇宙の男に、飽きたところよ、Ah!」における「Ah!」の、ピンクレディの吐息が漏れるタイミングで花火が上がるのは、なんというか性的というかシュールな感じがしました。
80年代はヴァンヘレンの「Jump」でした。ピンクレディの次にヴァンヘレンが流れるなんて、誰が予想できるでしょうか。そんなセットリスト、たぶん史上初だと思います。
そして90年代。アナウンスでは「ルーズソックスが印象に残る90年代~」という紹介だったので、安室奈美恵か?と思ったら、まさかの今井美紀でした。ルーズソックスを真逆に行く、今井美紀です。
しかも「Piece of my wish」という、美しくもちょっと陰気臭いバラード。「どうしてもっと自分に素直に生きれないの~」という歌詞に合わせて打ち上げられる刹那に輝く花火は、自分に素直に生き過ぎてしまい「略奪婚」と後ろ指をさされるようになってしまった彼女の人生そのもののように思えました。
その後2000年代と続くのですが、この辺りで少し集中力を無くしたので覚えていません・・・つまりは飽きてしまったのですが、友達も同じ状態だったらしく、帰路が混む前に帰ろうということになりました。
しかしそれも虚しく帰り道も電車もとんでもなく混んでいました・・・それも含めての花火大会です。