豪邸

吉祥寺にある大好きなパン屋、「ダンディゾン」のオーナーご夫婦の豪邸について書かれた「二人のおうち」を読む。

こちらの旦那さまのブログをよく拝見していて、そこで紹介されるご自宅の様子が大変すばらしいので、さっそく読んでみました。

 

豪邸と言ってもシャンデリアやプールのある下品なイメージではなく(貧乏なので豪邸のイメージがそういう感じになってしまう)、木がふんだん使われていて、明るく、とてもおしゃれで上品なお宅。

それでもやっぱり吉祥寺に専有面積1000平方メートル以上の三階建て一軒家・・・間違いなく豪邸です。

 

そんな豪邸なのに、玄関扉横がガラスのはめ込み窓になっているので、そこを割ったら簡単に侵入されそうです。

扉にはセコム等のステッカーも貼って無いし・・・ダサいので貼りたくないだけで、きちんとセキュリティ会社と契約しているのでしょうか。

 

それでも本文に「ダンディゾンからOO分離れて・・・」とか書かれているので、場所もなんとなく特定されそうで、読んでいる方がとても心配になってきます。念のため、旦那さまのブログには「旅行なう」とか書かない方がいいかもしれません。

 

しかし本の写真を見てみる限り、そんなに高価なものは置いて無さそうにも思えます。

もちろん置いてある家具はすべて安価ではない上質そうなものばかり。それでも、わざわざ泥棒に入って転売したくなるような目立ったものはありません(ミナペルホネンの椅子は高く売れそうです)。

もしかすると、この本は「金持ちそうに見えるけれど、置いてあるものは大したことないのですよ」と泥棒に対してのアピールのために書かれているのでは・・・?

そう思うと、「こまごました物はまとめてここに・・・」と紹介していたチェストの中にはものすごい数の貴金属品や、「フリースペースを設けてなにも置かず・・・」と紹介された場所には実は高いツボやら絵画やらが置かれているのでは?と勘繰ってしまいます。

 

このご夫婦、以前にもインテリアというかライフスタイル本みたいなものを出版していて、奥さまが旦那さまのことを「元勝ち組のサラリーマン」と書いてしまい、読者の反感を買いAmazonレビューで叩かれていました。

でもそれは単に奥さまがご年配なので、当時流行っていた言葉をあまり理解せず使ってしまっただけなのかもしれません。

もし今奥さまにそのことを聞いて、「勝ち組っていうか、ヤバいって感じ?」と答えてくれたら、たぶんそうです。