さかいゆうのライブ

さかいゆうのライブへ。

 

新しいアルバム中心のセットリストで、「今回のアルバムは、ライブの為に作られたのかも?」と思わせるくらい、全ての曲がライブになると本来の良さがさらに伸びて、ものすごく恰好が良かった。

もちろん爆音で激しいのだけれど、それでも会場全体を包む優しい感じは、さかいゆう本人とそのファンたちによるものなんだろうなあ、と思う。

ライブはもちろん演奏を聴きに行くものなのだけれど、その空間をまるごと楽しめるところが、すばらしいのだと思う。

 

その空間に身を委ねていると、「この世にはつらいことなんて、実はまったく無いのでは?」と思ってしまう。

この日、朝からスパークリングワインを開け、赤羽の「いこい」でまた飲み、このライブの後はあっちゃんの家に行ってまた飲むだろう。

そんな幸せがこのまま一生続いていくのかもしれない。そんな錯覚に陥ってしまうような、そんな素敵なライブだった。

もちろんそんなことはありえないし、これからもつらいことなんて何度もあるだろうけれど、自分はそんな「錯覚」のおかげで生きながらえているのでは、とも思いました。

 

そんな、さかいゆうのライブでした。